焼き肉・海鮮の店　泰安（たいあん）

『
日常を忘れる空間・泰安 』
昼から薄日が差しはじめた三島の光ヶ丘、閑静な住宅街の一画にある公園と周囲の新緑に囲まれた洋館。その玄関をを入ると吹き抜けのホールの中央には暖炉が高い天井に向かっていた。いくつもある部屋の全てにアンティークな置物がところせましと並び、大きなガラス張りの部屋から見える景色はどこか旅先にいるかのような異空間でした。
　
ここは隠れ家のような焼き肉の店｢泰安 パークサイド店｣。SMC静岡のメンバーでもある 古川 光枝さんがご主人と営む、牛タンとタンシチューにこだわりぬいたお店です。
　
　
そして今日は古川さんとのご縁をつないでいただいた房仙先生にお誘いいただき、深澤さんとご一緒にランチタイムではじめてうかがう機会となりました。
　
炭火が落ち着くまでは２階のゲストルームで、ご主人が長年かけて集めた数々の置物、サンルームからの公園の景色などを見ながらしばし歓談。するとまもなくホールからピアノの音が聞こえ始めた、自動演奏のピアノの演奏と共に1階のテーブルに案内されて、待ちに待った食事となった。
　
　
スパークリングアップルジュースで乾杯、これが爽やかな甘さで食事にもぴったり。サラダはオニオンのドレッシングです。
　
焼き始めは塩だれに漬けた牛タン、芯のみしか使わない自慢の逸品です。朝採りのエリンギ、やわらかいロースなど、どの食材にもこだわりをもって、しかもそれを盛る器も聞いて驚くような値段の数々。
　
さらに特大サイズのサザエは朝市場まで仕入れに行って、ほどよく焼けたタイミングで食べやすいように包丁を入れていただくサービス。
　
焼き物が終わると、次はとろけるようなタンシチュー。フランスから取り寄せた温かいパンにつけて残らず味わうことができ、食事の締めは野菜とお米が入ったクッパーのスープ。このあっさりとしたスープにも牛タンのうま味がいっぱいでした。
　
食後にメロン、そして最後に驚いたのは見たこともない大きさの陶芸のコーヒーカップ。カップとは言えない圧倒的な重厚感で、これも一客が大変なお値段の一点物。両手で包むように持ってゆっくりと飲ませてもらいました。
　
　
ご主人の趣味の写真も見せていただきながら、食後もしばし歓談して、気がつくとあっという間の3時間。
　
｢泰安｣はそのたたずまいとこだわりの食で、特別な時間を提供してくれる異空間でした。ゆっくりと時間をとって、くつろげる非日常な時を過ごすためにまた行きたいと思います。
　
泰安ホームページ
http://www.yakiniku-taian.com/